伊豆急200系は2000年代前半の伊豆急で僅かな期間見られた車両であるが、個人ブログがほぼ全滅した昨今においてネットに形態差の情報がほぼないため、備忘録として残しておく。
はじめに
編成ごと、先頭車ごとに個体差(特にスカート)が大きいため、下記記事を参考とすることをおすすめする。
津島誠「伊豆急200系の現況」鉄道ピクトリアル2004年11月号
津島誠「伊豆急200系元115系電車F3~F11編成の概略」鉄道ピクトリアル2009年7月号
津島誠「伊豆急200系の足跡(その2)」鉄道ピクトリアル2016年4月(記事末尾につづく、となっているが残念ながらその後の投稿はない)
時期によるが、パンタグラフと避雷器は銀色に塗装されていることが多い。
F1・F2編成
元国府津電車区所属の113系の内、横須賀・総武快速線のATCに対応したいわゆる1000’番台の車両が種車である。F2編成のMM'ユニット以外はすべて新製冷房車。
- クーラー:AU75
- パンタグラフ:PS16
- ユニット窓
- 連結器の胴受が直線、電連なし
F1編成 青
- 前面強化工事が未施工のため、アンチクライマを装備しない
- 伊豆急下田方クハのトイレを喫煙ルームに改造
- 汚物処理装置をカセット式に交換
- 下田方先頭車の連結器は胴受湾曲・耐寒1段電連?
- 熱海方連結器はおそらく胴受直線・電連なし
F2編成 青
- クハは2両とも前面強化工事施工車
- 伊豆急下田方のクハのトイレを喫煙ルームに改造
- 汚物処理装置を燃焼式に交換
- 先頭車の連結器はF1編成と逆?
F3~F8編成
元松本電車区配置の113系800番台の車両が種車である。青塗装と赤塗装だと、赤塗装のほうが前面のライト周りの帯が1.5倍くらい太い。
- クーラー:AU712
- パンタグラフ:PS35B
- 前面アンチクライマーあり
- 非ユニット窓
- 先頭車の連結器は胴受湾曲・耐寒1段電連?
F3編成 青
- ドア窓は金押え
- クハのトイレ点検蓋・取手が大型
- 配電盤は妻引戸上、淡緑色
F4編成 青
- クモハ、モハのドア窓はHゴム支持?
- クハのトイレ点検蓋が小型長方形
- 配電盤はクリーム色
- モハの伊豆急下田方妻引戸はオリジナルのクリーム色
F5編成 トランバガテル
- クモハ、モハのドア窓はHゴム支持
F6編成 トランバガテル
- 屋根上のAU712のSIVなし
- ドア窓はすべてHゴム支持だったが、2006年以降一部金押えのドアに交換
F7編成 赤
- クハのドア窓は金押え、クモハとモハがHゴム支持
F8編成 赤
- 妻引戸がクリーム色
- ドア窓は全車金押え
F9~F11編成
出自は115系300番台、新製冷房車。
- クーラー:AU75
- パンタグラフ:PS23→PT42(2003年頃)
- 前面アンチクライマーなし
- ドア窓は不明(実写の写真を見るにHゴムっぽい?)
- ユニット窓
- 先頭車の連結器は胴受湾曲・耐寒1段?
F9編成 赤
F10編成 赤
F11編成 赤
- 列番表示機がJR時代にLED化の上助士側に移設
結論
謎、よくわからん。全体的に画像が荒いし、側面写真も全然ないため間違ってそう。